自転車の練習方法
お子さんの自転車の練習はどのようにされていますか?
昔は「まずは補助輪を付けて・・・」という方が多かったように思いますが、最近ではペダル無し自転車の類から入る方も多いのではないでしょうか。
補助輪は確かに自転車に慣れることはできますし、ペダル無し自転車もバランスを取る練習にはなると思いますので、有効であることは確かでしょう。
しかし、補助輪から始めますと、問題なく自転車に乗られるようになるまでには、時間が長く掛かるように思います。
そうかと言って、補助輪無しから始めますと転んで怪我をする危険も増えますので、なかなか実行は難しいのではないでしょうか。
私も子供の自転車練習に付き合ったのですが、補助輪を使うのがまどろっこしくて早々に補助輪を外してしまい、代わりに私がサドルを支えて一緒に走るということをやっていました。
しかし、子供の自転車は小さいので、これをやるためには中腰で走るというきつい運動を強いられてしまいます。
補助ハンドル
そこで、「補助ハンドル」の出番です。
これを使えば、中腰にならずに子供と一緒に走られますね。おまけに自分の運動にもなりますし・・・。
上の写真のような物がAmazonなどで 2千円前後で購入できますので、試してみてはいかがでしょうか。
練習方法
補助ハンドルを使った練習方法ですが、最初のうちはバランスが取れませんので、親が補助ハンドルをしっかり握りながら伴走しなければなりませんが、数時間ほどで段々支える力を小さくしても走ることができるようになってきます。
ある程度のスピードが出ませんとバランスは取りにくいので、最初は出だしで押してあげて、スピードに乗った状態でバランスを取って走る練習するのが良いように思います。
少しスピードが出せるようになりましたら、安全のために最初にブレーキの練習をしましょう。自動車やバイクの教習でも最初にブレーキの練習をしたと思います。「走る」より「止まる」が大事ですね。
それができるようになりましたら、自分の力で漕ぎ出せるようにする練習をするのが良いように思います。
「スピードが出た状態でバランスを取る」ことよりも「漕ぎ出し」の練習の方が大変です。
自分で作る
補助ハンドルのDIYですが、今回の物は「作る」というよりも「買って来て組み立てる」というレベルの物です。
私の場合は下の写真のような物を自転車のサドルのシートポスト(ピラー)に取付けました。
下は取付け部の拡大写真です。
単純に矢崎化工さんのイレクタを組み立てただけの物です。※矢崎さんは私が住む静岡の企業です。
イレクタは扱っているホームセンターが多いと思いますが、楽天などのネット通販でも購入可能です。 ↓
パイプは自分に合う長さにカットしなければなりませんし、シートポスト径が仮に25.4mmとしましたら、イレクタパイプの径28mmに合わせるためにビニールテープや、できれば少し硬い物を巻いてから金属ジョイントを締め付ける必要があります。
締め付けが緩いとジョイントが回ってしまい危険ですので、ここは念入りに締め付けてください。
パイプの切断は金属用のノコを使用してもよいですし、下の写真のようなパイプカッターが百均でも売られていますので購入するとよいでしょう。これは400円ですね。
パイプ上部の持ち手の部分には、ホームセンターなどで売られているチューブ状のクッションを装着しておきますと、手が痛くならずに済みます。
写真のように2個は要りません。2個付けてあるのは、このイレクタを以前は三輪車にバーハンドルのように付けていたために左右2個あったからです。
ですから、補助ハンドルは三輪車にも同じように使えるのです。
クッションは小さめの物を購入して、水を少し付けてから挿入すれば、乾いた際にズレにくくなります。
注意が必要なこと
イレクタのジョイントはシートポストに取り付けますので、サドルは一番下まで下げられなくなります。身長の都合で下まで下げる必要がある場合は市販の補助ハンドルを購入するのが良いでしょう。
また、金具が後輪の泥除けに当たる可能性がありますので、その場合は写真にありますように補助ハンドルを左右いずれかにズラしてお使い下さい。
頑張ってください
道具を使って早く自転車に乗られるようになるのも良いですし、時間が掛かったとしましても過程が大事だと思いますので無駄なことはないと思います。
また、最適な練習方法というのは人(子供)によっても違うと思いますので、一律に「この方法が良い」とは言えないでしょう。
一生懸命楽しく練習することが大事ですよね、頑張ってください。
ご覧くださいましてありがとうございました。