今までは、スノコマットの上に布団を敷いて寝ていましたが、収納を増やしたかったので、背高のフレームをヒノキで製作して、その上にスノコマットを置いて使用することにしました。
ベッドの高さが高ければ収納を増やせますが、高過ぎるとベッドの使い勝手が悪くなりますから、どの程度の高さにするのかが問題ですよね。
目 次
使用中のスノコマット
現在使用中のスノコマットは下の写真(名称はすのこベッドですね)のような物です。
「スノコの隙間が通気性を良くして、カビを発生しにくくする」というようなことらしいですし、材質がヒノキやキリでしたら、防虫効果も期待できそうです。
問題点
部屋が広ければスノコマットで問題は無いのですが、約1畳分が寝るだけの用途に使われてしまいますので、空間効率が悪くなってしまいます。
部屋が狭ければ、やはりベッド下を有効に利用するのが常套手段だと思いますので、方策を検討してみました。
引き出し付きのベッドを購入検討
ニトリで扱っているような引き出し付きのベッドはとても使い勝手がとても良さそうなので、最初に購入を検討してみました。
なんと言っても収納スペースが大きいですし、引き出しが一体だとホコリがたまる箇所が無いので、周辺の掃除も楽そうです。
確かに「お値段以上」という感じです。
しかし、これを購入すると、既存のスノコマットが無駄になってしまいますし、無垢の木、特にヒノキ好きとしましては、だいぶ方向性がズレてしまいます。
スノコを利用してベッドを作る
そこで、現在使用中のスノコマットを流用して、それを乗せるベッドフレームを2×4のヒノキ材で製作することにしました。
高さの検討
最適なベッドの高さは人それぞれだとは思いますが、今回は、「収納スペースを大きくする」ことと、「ベッドの乗り降りに支障がない」という条件で、最大公約数的な高さを探りました。
収納量の検討ですが、タンスを入れるのは高さ的にもコスト的にも無理そうですので、「引き出し式の収納ケース」か「フタとコロ付きの収納ケース」で考えました。
引き出し式の収納ケースは現在でも「Fits」を使用しており、かなり古いものの、下の写真と同様ですので、これをベッド下に入れることができれば都合が良いと言えます。
引き出し式の収納ケースですと、周辺の掃除をする際に動かすのが少々大変です。フタとコロ付きの収納ケースでしたら、ケースごと容易に引き出せますので、掃除が楽ですよね。
カインズの「積重ねたまま取出せる収納ケース Carico OREA キャリコオレア」などは千円程度と安価ですし、使い勝手が良さそうです。
これらのいずれかを収納することを考慮に入れて、ベッドフレームを簡単に設計することにしました。
ベッドフレームの設計
構造としては、下の画像のように考えました。
下が図面です。
フレームの四角枠の外周は既存スノコマットより少しだけ大きくして、脚は枠の内側に配置しました。これは、部屋が狭いので極力ベッドを小さくするためです。
枠の四隅にはスノコマットが落ちないように金属板を取り付けますが、ホームセンタで適当な物を購入します。
肝心の高さですが、ベッド枠下寸法を457mmとして、引き出し式の収納ケースが2段重ねで入れられる寸法にしました。
スノコマットの上面の高さは580mmとしましたので、50mmの布団を乗せれば630mmの高さとなります。この程度ですと私の場合は特に乗り降りに問題はありませんでした。
資材購入
静岡のホームセンタでヒノキ材を販売しているのはジャンボエンチョーさんだけだと思いますので、今回も鳥坂店で資材を購入しました。
残念ながら、最近はヒノキ材よりも杉材の在庫が多くなっておりまして、今回購入した日は特にヒノキ材2×4の2m長の物もありませんでした。
仕方なく3mの物を購入しましたが、だいぶ割高になったと思います。
金額は以下のようになります。
- ヒノキ材2×4-3m 5本 1,680[円/本] x 5 =8,400[円]
- ヒノキ材切断 210[円]
- 金具 4個 248[円/個] x 4 =992[円]
- 合計 9,602[円]
結構高くなってしまいました。
自分で切断しますと手間がだいぶ掛かりますので、お店でカットしていただきました。210円ですから、安いですよね。
締結用のコーススレッドは手持ち在庫を使用しましたので、金額に含んでおりません。
下が購入した資材の写真です。
組み立て
まずは各材の木口をヤスリ掛けして、ササクレを取り除きます。
次に材を部屋へ運んで組み立てです。
四角枠を組み立てます。
脚を組み立てます。
金具を取り付けます。
完成しました
特に強度も問題無さそうです。
ネジ締めするだけですから、簡単ですね。
脚下にはフェルトか滑り止めを挟むのが良いかもしれません。
下が収納ケースを入れた状態です。
ピタリと納まって良い感じです。
ご注意事項
- 出来上がりが大きくなりますので、使用する部屋で組み立てを行いませんと部屋に入れるのが困難となる可能性があります。
- ベッドの高さが高くなりますと、就寝中に落下によるケガの危険度が増しますので、落下防止のガード等を付加する方が良いかもしれません。
ご覧くださいましてありがとうございました。