水受けが必要
庭で遊んだ後は手や足を洗ったりしたいので、庭に立水栓と水受けがあると便利ですよね。
我が家は8年ほど前の2012年に完成したのですが、その際は業者さんに立水栓だけを付けていただいただけでしたので、蛇口をひねると下の土がぬかるむため使いづらい物でした。
下がその頃の写真ですが、雑草も伸びてひどい状態ですね。
作ってみました
そこで、5年後の2017年、今から3年前に、いろいろな方々のブログなどを参考にして作ってみました。
周りの部分が仕上がっていないので写真ではあまりきれいに見えないかもしれませんが、素人としてはわりと良い出来ではないかと思います。
仕様と美観
必要な基本機能は単に蛇口から出た水を排水するということですが、水量が多い場合は雨水マスにつなげて側溝へ流れるようにしなければなりません。
今回も上の写真に見えている雨水マスへ地下で管をつなげましたが、これがわりと大変な作業でした。
製作するにあたり、概略仕様につきましては以下のように考えました。
- 水受けは極力広くしたい
- 水受け周囲は垂直立ち上げではなく緩い傾斜にしたい
- 水受け材質は石にしたい
- 立水栓カバーの材質はアイアンウッドを使いたい
水受けの仕様
広くして周囲を傾斜にしたいというのは、中に入って足を洗うような状況を想定しているからです。
見た目としては、できれば水受けが水受けに見えないで庭との境界が無いようにしたいのですが、それは大変そうですね・・・。
ネットで検索しますと、水受けの材料として乱形石を使った物が多く見受けられますが、定番的ですしおしゃれな感じが好きではないものですから、今回はジャンボエンチョーさん(ホームセンター)でも扱っているトラバーチンという石を使用します。
トラバーチンはイタリアで採れる石で石灰質でわりともろいらしいので、水受けに合うかは疑問がありますが、他の人と違うことにチャレンジすることに意味がありますので、使ってみることにしました。
立水栓カバーの仕様
以前にウッドデッキをイタウバ材で作りましたが、少しだけ板を余分に買っていたので、その板を立水栓カバーに用いました。
下がイタウバの写真ですが、楽天などのネット通販で購入できます。
施 工
排水口には下の写真のような目皿(めざら)を埋め込みます。
埋め込む部分とフタの部分が一緒になってホームセンターの水回り部品の売り場で売られています。サイズが色々とありますので、必要なサイズの物をお求めください。
楽天などのネット通販でも購入可能です。↓
排水ですので、とにかくこの排水口が最も低くなるように水受けを作らなければなりません。
施工の手順ですが、以下のようになります。
- 雨水マスまでの配管を通すために経路の穴を掘る
- 排水口とつながる管が少し口より上に出るように雨水マスまで配管する
- 配管部分を土で埋める
- 水受けの土台となる部分をコンクリートで作る
- トラバーチンを排水口付近から配置しながら目地をホワイトセメントで埋める
- 角部のトラバーチンはディスクグラインダなどで切断する
- 水受けの周囲をモルタルで固める
- 排水口部の管を適切な長さにカットして目皿を埋め込む
- イタウバ板を必要な形状・寸法でカットして取り付ける
- イタウバ板を建屋の基礎にネジ締め固定する
- 蛇口を取り付ける
完成品
完成した状態の写真です。
水受けの周囲を仕上げれば見た目が良くなると思います。
蛇口もカッコイイ物に変えたいですね。
3年経過(現在)
施工から3年が経過しまして、今の状態が下の写真です。
立水栓カバーのイタウバは色が落ちてグレーに近くなってきました。トラバーチンも少し色がくすんできた感じでしょうか。
周辺に白い石を入れたりして少し改良しましたが、まだ完成状態というわけではありませんので、そのうちに仕上げます。
ご覧くださいましてありがとうございました。