キッチンカウンター下に収納棚をDIYで作る

我が家は8年ほど前に建てられたのですが、住み始めてからすぐにキッチンカウンタを作りました。

「作った」と言いましても、地元のウッドバンクさんで購入したタモ材のカウンタの板をコーティングしまして、ヒノキクラフトさんで購入したチェストの上に乗せただけの物です。

左側は米びつやゴミ箱などを床に置いてありますので、普段は見えないようにカーテンを付けています。

8年も経ちますとヒノキ材のチェストもいい感じのアメ色になってきていますね。

できましたらカウンタ板もヒノキ材にしたかったのですが、比較的柔らかくて傷が付きやすいように思いましたので硬めのタモ材にしたのです。

棚で収納を効率的に

8年間もこの状態で使ってきましたが、キッチンにも物が増えてきまして、「効率的に収納するために棚が欲しい」という要望が出てきましたので、棚作りの検討を始めました。

棚の仕様

棚の仕様は、適当ですが概ね以下のような感じです。

  • 棚の高さが調整できる
  • 乗る物は軽い
  • 棚板は木材にする

構造の検討

 どのような構造にするのかを検討する必要がありますが、まずは棚の高さを調整する方法を決めなければなりません。

一般的な方法はいろいろありますが、下の写真のような金具を使用するのが安価ですし、高さ調整も簡単ですよね。

木製でしたらホームセンターで売られている下の写真の物がありますが、高さの調整ピッチが大きくて細かい調整ができないのが難点ではないでしょうか。

いろいろと考えたのですが、仕事柄で調整と言いますとアルミフレームが頭に思い浮かぶものですから、作りやすさも考慮しまして、今回はアルミフレームを使用することにしました。

下の写真のような物で、工場などでよく使用されるのですが、溝の部分に専用ナットを挿入して専用のブラケットでアルミフレームとアルミフレームを固定します。

アルミ製ですと見た目に冷たい感じになってしまいますので、アルミフレームが極力前から見えにくいように棚を作るのが今回のミソです。

棚の設計

上の検討を元に棚を設計しました。下の画像が設計した棚です。

下側から見た画像です。

背面側にアルミフレームを配置しまして、床とカウンタ板の間で突っ張って固定する構造にしました。

乗る物も軽いので背面側から片持ち構造にして、前面からアルミフレームが目立ちにくいようにしています。

分かりにくいのですが、下が図面です。

資材の購入

アルミフレームは、できましたら地元のSUS社製にしたかったのですが、今回は入手性からミスミ社製にしました。

下が部品表です。

アルミフレーム部品だけで1万円を超えてしまいました。高いですね・・・。

棚板はジャンボエンチョーさんで購入してカットまでお願いする予定です。

購入する板は写真とは違いまして、1820x450x18mmで税込4,680円です。板材1枚から3枚の棚板が取れる計算です。 

資材入荷

ミスミさんに注文したアルミフレーム部品が入荷しました。

アルミフレーム用のボルトを一緒に注文するのを忘れておりましたので、ジャンボエンチョーさんの清水鳥坂店で、パイン材の板と一緒に買って来ました。

エンチョーカードを持って行くのを忘れてしまいまして、分割3カットで90円掛かってしまいました。

ボルトは44本で968円でした。カインズホームさんの方が家から近いので先に寄ったのですが、カインズホームさんには残念ながら六角穴付ボルトは置いていないようでした。

他に、板がズレないようにするためのスペーサも購入しました。

棚の組み立て

 アルミフレームの組み立ては、フレームの溝にナットを入れてブラケットを六角レンチでネジ締めするだけですので、とても簡単です。

下が組み立て途中の状態です。

パイン板は四隅とエッジを簡単にヤスリ掛けしましたが、特に水濡れなどの心配が無さそうな場所ですので、表面処理は省きました。

棚がアルミフレームの上でズレないように購入したスペーサを木ネジで取り付けます。

設置しました

 これで組み立ては完了しましたのでカウンタ下に設置です。

上のカウンタ板がタモで、右のチェストがヒノキで、今回の棚板がパインですが、やはりパイン材はフシがありますし安っぽい感じは否めません。カーテンが付いていますので、隠すことができますけどね・・・。

とりあえずこれで完成です。

と思ったのですが、米びつにキャスタを取り付ける仕事が残っていました・・・

それは後ほど・・・

 

ご覧くださいましてありがとうございました。

シェアする

フォローする