大きな仕事机をひのき材を使ってDIYで作る

独立して

私は社会人として働き始めてから会社勤めが長かったのですが、4年ほど前の2015年11月に独立しまして、自宅で機械設計の仕事をすることにしました。

自宅で仕事をするにあたりまして、物作りが好きなので仕事机をDIYで作ることにしたのです。

昔の機械設計の仕事は大きな図面を何枚も広げて検討するようなことが多かったので広い机を必要としましたが、現代ではモニタで確認できることも多いですし、紙も縮小コピーで済ませる傾向にありますので、あまり大きな作業場所は必要が無くなってきています。

こんな仕事机が一般的でしょうか。

机の仕様

さほど大きな机は必要ないとは言いながら、やはり広々とした机は気持ちが良いので、ひのき材で大きめの机を作り、棚や袖机は作るのが大変ですので市販品を購入して、併せて一つの机として機能するようにしました。大きな無垢の木の机は使っていて気持ちがいいですね。

下の写真が実際製作した仕事机です。

「作った」というよりは「組み立てた」に近いような内容になっています。

冬は静岡でもやはり寒いので、コタツがいいですね。冬以外は不要ですので着脱式です。

机の構造

机自体の構造としましては、「テーブル板に脚を付けた」という構造です。

テーブル材の厚みは40mmで、1枚板ではなくハギ板(棒材を接着して板状にした材)です。

テーブル下の四角枠と4本の脚は2×4材のひのき材です。

少し脚が弱そうに見えるかもしれませんが、コーススレッドを多く打ち込んでいますので、実際には問題無い感じです。

資材の購入

ひのきのテーブル板ですが、幅が800mmありますので、1枚板というのは無理で継ぎ合わせたハギ板になります。

これは静岡駅南にありますウッドバンクさんで購入しました。2回ほど出掛けて念入りに品定めをしました。

現物は150mm程度の幅の板を継いであり、耳付きと言いまして片側に樹皮が付いています。

トラックで配達していただきましたが、送料込みで5万円程度したと思います。ちょっと高いですかね・・・。

実際に使ってみて少々問題がありましたが、机をコタツにして使用しますと、板厚が40mmでも熱で応力が発生して継ぎ目が割れやすくなるようですので、気を付けましょう。確かハギ板の継ぎ方法は強力な接着剤を用いていると聞いたように思います。

脚の部分のひのきの2×4材はジャンボエンチョーさんで購入したフシ付きの安価な物です。嫌な客ですが、極力真直ぐな物を選んで購入しました。

当時で2×4の2mで税込み548円でした。

エンチョーさんでは、当時は富士ひのきの間伐材が多く入ってきた様子で割りと安かったのですが、今は杉の板の方が多いですね。

棚と袖机は作るのが大変ですので、静岡市内にありますヒノキクラフトさんで購入しました。

ヒノキクラフトさんは楽天市場にもお店があります。↓

ひのき家具専門店

コタツの部分ですが、パネルヒーターと呼ばれる物をテーブル板裏に1つ着脱できるようにしました。※下の写真は参考ですが、タイマー付きで安全です。

デスクヒーターと呼ばれる物を足元に置くように1つ購入しました。 ※下の写真は参考です。

組み立て

テーブル板は耳の部分に樹皮が少し付いた状態でしたので、ディスクグラインダで少し仕上げてから全体をやすり掛けして、最後に表面をオイル仕上げしました。

脚の部分は取付け位置を間違わないように枠を組んでからコーススレッドを使ってネジ締めするだけですので、特に難しくはありませんでした。

現在使用中

完成から現在まで4年半程度使用しておりますが、特に問題は無く快適に使用しています。

テーブルの色は少し日焼けで濃くなってきていますし、表面は傷が多くなってきていますので、傷がもっと多くなってきましたら一度やすり掛けした方がいいかもしれませんね。

無垢の木の机は使っていて気持ちが良いので、おすすめです。

 

ご覧くださいましてありがとうございました。

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