製作を決意
リビングでテレビを載せるために使うテレビ台ですが、普通は家具屋さんで購入しますよね。
私も一応家具屋さんをいろいろと見て回ったのですが、あまり我が家に合いそうな物が見付からなかったので、自分で作ることにしました。
私は無垢の木が好きなので、私の住む静岡市近辺ですと、藤枝市の秋山木工さんなど良い物を作られているお店もあるのですが、今回は形状の仕様が少し特殊なのです。
これは今から7年ほど前の2013年に製作したテレビ台を思い出しながら書いた記事です。
製作したテレビ台
下の写真が今回製作したテレビ台です。
テレビ台の仕様
我が家のリビングは下図のような配置になっておりまして、真中にコタツが鎮座しており、テレビは図の角の部分しか置き場が無い状況なのです。
手前は図には描かれておりませんがカウンターキッチンです。
上の図に既に今回製作したテレビ台が配置されていますが、このようにリビングの長方形に合わせて台の向きをリビングの中心に合わせますと斜め向きのテレビ台が最も状況に合った形状になるわけです。
想定していたテレビのサイズは32インチです。
中にはDVDプレーヤーや小さなコンポを入れられるようにしました。
台の設計
素人の日曜大工で難しい継ぎはできませんので、簡単なコーススレッドでの締結で組み立て可能な構造としています。
今回も3D-CADソリッドワークスで設計しておりますので、以下に情報を記載いたします。
2D画
3Dを2Dにした画を下に貼り付けます。
下は正面斜め上から見た画像です。天板に明いた穴は配線用です。
下は背面斜め下から見た画像です。 背面に大きな口が明いていますが、これも配線用です。
今回は組立図は作らずに3D図を見て組み立てました。
3Dモデル
3Dモデルを確認されたい方は下の画像を動かしてご覧ください。
[canvasio3D width=”640″ height=”320″ border=”1″ borderCol=”#F6F6F6″ dropShadow=”0″ backCol=”#FFFFFF” backImg=”…” mouse=”on” rollMode=”off” rollSpeedH=”0″ rollSpeedV=”0″ objPath=”TV-dai” objScale=”0.1″ objColor=”#8b4513″ reflection=”off” refVal=”5″ objShadow=”off” floor=”off” floorHeight=”42″ lightRotate=”off” vector=”off” mousewheel=”on” Help=”off”] [/canvasio3D]
部品図
部品図を下に示します。
テレビ台部品図.PDF ←こちらを開くと詳細が見られます。※下は縮小画像です。
長い板を購入してカットする予定でしたので、無駄の少ない板取りとなるように配置してあります。
資材購入
テレビ台はリビングで使用することもありまして、ある程度見た目を良くしたかったものですから、ひのき板材につきましてもフシ無しで考えておりました。
ところが、なかなか近場のホームセンターでもフシ無しのひのき材を扱っていませんし、ネット通販でも良い販売店さんを見付けられなかったのです。
そこで、ヒノキクラフトさんに相談しましたところ、板材のみの購入も可能だというありがたいご回答をいただきまして、カットも含めましてお願いすることにしました。
ヒノキクラフトさんは楽天市場にもお店があります。↓
扉の透明パネルはガラスではなく安全のために透明PET材2枚をジャンボエンチョー(静岡のホームセンター)さんで購入しました。
ヒンジも家具用の埋め込みタイプを4個エンチョーさんで購入です。
組み立て
購入した材は念のために表面と断面を紙やすりを掛けました。
汚れを考慮しますとオイル系のコーティングをしたいところですが、わりと手間が掛かりますので今回はパスしました。そんなに汚れる場所ではありませんし、そのままの方が肌触りが良いですからね・・・。
ヒンジの部分は設計していなかったのですが、埋め込みタイプですので、現物合せで電動ドリルと彫刻刀で削って埋めました。これが一番大変でした。
コーススレッドで継いだ箇所はネジ頭が見えますと見た目が悪いので、ネジのザグリ穴をφ10mmで明けた後に同径の木の栓(ダボのような物)をしてから頭部を仕上げました。
完成品
下の写真は扉を開けた状態です。
テレビは地震対策で台に直接ネジ止めしてあります。
これで完成ですね。
ご覧くださいましてありがとうございました。
7年後に少し改造しました → テレビ台DIY(その後)